information

家づくりを不安に感じている方必見!工事の流れについて紹介します

2020/05/19

初めての家づくりで、工事の流れがわからないという方はいませんか。
工事の流れを知ることで、欠陥住宅にならないための注意点も見えてきます。
そこで今回は、木造住宅の工事の流れと工事中に注意すべきことについてご紹介します。


□木造住宅の工事の流れ

ここでは、工期を1~1.5ヶ月目、2〜3ヶ月目、4〜6ヶ月目の期間に分けてそれぞれの工事の流れ解説します。

*1~1.5ヶ月目の工事

まず、家を建てる敷地の調査を行います。
法の規制、道路の状況、近隣の土地との境界などをチェックします。
このとき、地盤調査も行いますが、結果によっては、地盤補強工事が必要な場合もあるでしょう。

次に地縄張りと遣り方を行います。
地縄張りとは、ビニール紐や縄を使って設計図を確認しながら敷地内に建物の配置を示す工程です。
遣り方は地縄張りの外側に杭や板を張り巡らせます。

次は地鎮祭を行うでしょう。
地鎮祭とは、その土地の守護神を祀り、土地を利用する許可をもらう儀式です。
これは希望者のみが行うため、省略する場合もあります。

そして、いよいよ基礎工事です。
基礎工事は住宅の基礎となる部分なので、建物の耐震性に最も重要な部分でしょう。

*2~3ヶ月目の工事

2~3ヶ月目にはいよいよ柱、梁、母屋、屋根などの構造材が組み立てられます。
構造材は雨に濡れてはいけないので、雨が続く場合はなかなか工事が始められないこともあるでしょう。

次に床組、天井、壁などを作り、その後は防水シートや外装材、断熱材を取り付ける外部工事を行います。
最後に内部下地工事を行い、フローリングや壁紙の内側の断熱材を取り付ける作業を行います。

*4~6ヶ月目の工事

この期間は、2~3ヶ月目に、住宅の基礎や壁など大部分は完成しているため主に内装を仕上げます。
工事終了後は、施工会社によるチェックが行なわれます。
このとき、自分でもチェックを行い、不具合がある場合は施工会社に確認しましょう。
検査終了後は問題がなければ依頼主に家が引き渡され、ようやく全ての工程が終了です。


□工事中に依頼主が注意すべきこと

家を建てる際は、欠陥工事に合わないためにも依頼主がチェックしておいた方がよい工程がいくつかあります。
ここでは、依頼主が確認しておいた方がよい工程を5つご紹介します。

1つ目は、基礎配筋検査です。
この検査がきちんと行われていないと耐震性や耐久性の低下につながるため、気をつけてください。

2つ目は、構造躯体検査です。
構造躯体とは、土台、柱、梁、屋根などの主要構造部分のことです。
建物の骨組みに当たる部分なので、この検査の大切さは想像できるのではないでしょうか。

3つ目は、防水工事の検査です。
新築したばかりなのに雨漏りに悩んでいるという人は意外に多いです。
雨漏りは木材の腐食にもつながるので防水工事の検査はしっかり行いましょう。

4つ目は、断熱工事の検査です。
建物の断熱性能が高いと、建物内の温度が安定し、冷暖房の効率も上がります。
暮らしの快適さに直結する問題なので、しっかり検査を行いましょう。

5つ目は、建物完成後の竣工検査です。
これは、家の完成後に依頼主に引き渡される前の最終検査です。
住み始めてから問題が起こらないよう、チェックを徹底しましょう。


□まとめ

木造住宅の工事の流れと工事中に注意すべきことについてご紹介しました。
工事の流れを把握し、重要な検査は自分でも確認しましょう。
安全で快適な住まいを作れると良いですね。