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木の家は暖かいってホント?

2020/02/14

「木の家が暖かいのはなぜ?」
「どのような原理で木の家は暖かい状態を保てるの?」
このように、お考えの方はいらっしゃいませんか。
木の家では暖かく感じる方が多いと思います。
しかし、なぜ木の家が暖かいのかはっきりと知っている方は多くないはずです。
そこで今回は、木の家が暖かい理由について解説します。


□木の家が暖かい理由とは

*夏は涼しく、冬は暖かい空間を作り出せる

木は鉄筋コンクリートなどの無機物と異なり、呼吸を行っています。
木の呼吸は、酸素を吸う生き物が行う呼吸ではなく、湿気を吸引したり放出したりするものです。
この木が行う呼吸により、部屋の中の湿度が自動的に調整されます。
木の家特有の自動で湿度が調整される効果を調湿効果と呼びます。

調湿効果により、蒸し暑い夏は湿気を吸い取って涼しい部屋を、一方で寒い冬は湿気を放出して暖かい部屋を作り出します。
また、調湿効果には加湿器や除湿器ほどの効果はないことに注意しましょう。
しかし、寒い冬に床暖房を使う必要がないほどの効果を得られるため、光熱費が節約できます。
そして、天然素材特有のリラックス効果があり、感覚的に暖かみを得られる効果もあります。

*高い断熱性

木の家は壁に多くの空気を含んでいるため、鉄やコンクリートでできた家と比べて、外の熱を部屋の中に伝えにくい特徴があります。
どうしても冬の寒い時期、鉄やコンクリートでできた家は、床や壁が冷され寒いと感じてしまう場合が多いです。
暑い夏も同様に、床や壁の熱さが伝わり、暑いと感じてしまう場合が多いです。
鉄やコンクリートでできた家に住んでいる方は、床や壁が非常に高い温度になっているのを経験したことがあるのではないでしょうか。


□高い断熱性を実現している要因とは

*気密性が高い

木の家は鉄やコンクリートに比べて、高い気密性を有しています。
簡単に言えば、気密性とは家を建てる際にできる隙間です。
高気密の家は隙間が少ないため、家の中に入ってくる空気の量が減り、冷暖房の効率が上がります。
木の家の気密性が高い理由は、業者の技術、断熱材やテープなどの材料だけではなく、木の気密性が高いからです。
具体的には、木の気密性は鉄の2倍以上あります。
また、高気密の家は冬の寒さによるヒートショックを防げるため、健康面においても大きな役割を果たします。


□まとめ

今回は、木の家が暖かい理由について解説しました。
注文住宅をお考えの方はこの記事を参考に、暖かい木の家を検討してみてはいかがですか。
当社は富山県を中心に、高品質な家づくりを提供する地域密着の建築業者です。
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